オーバースライダー(パネル式シャッター)とは・・・。
アメリカ映画などでガレージに付いていたり、倉庫などに付いていて、天井に沿って開閉できるタイプのシャッターです。
~よくある症状と原因~
〇ワイヤーが切れる
・サビなどの経年劣化が考えられます。
〇ワイヤーが滑車から外れる
・稼働部分がサビや古くなった油で動きが悪くなり、ワイヤーがたるんで外れた。またはシャフトのスプリングの切れ。
〇シャッターが落ちてきた、開かない
・シャフトのスプリングやワイヤーの切れ。
〇開けるのが重く大変
・バネの伸びとメンテナンス不良。
・オーバースライダー型のシャッターは海外製の物も多く、日本製ではスプリングの切れはあまり起こりませんが海外製の物はスプリングの切れが起きやすいので定期的なメンテナンスがオススメです。スプリングが切れると修理がかなり厄介です。
〇途中で止まらず下がってしまう
・巻き取りシャフトのバネの伸びとメンテナンス不良
〇シャッターの傾き
・ワイヤーが切れたり、滑車からの外れ、シャフトのバネの切れ。
注意
オーバースライダー(パネルシャッター)が、何らかの原因で閉まらなくなり、
防犯を優先し何とか閉めようとすると、窓やドアがない場合は閉じ込められたりする事例もありますし、重量もかなりあるので人の力では支えきれないため、勢いよく落ちてきたり挟まる危険もあるので、無理に閉めようとせず業者に相談することをオススメします。
長持ちさせるには?
オーバースライダー型のシャッターは、左右のガイドレールに入っているローラーにベアリングが使用されているので、一般的なシャッターが巻き取りシャフトの注油と調整をするのに追加でローラーの洗浄と注油が大切です。
10年に1度メンテナンスをすることで、スムーズな動きのまま使え部品に負荷が軽減されるので摩耗なども抑制できます。
スムーズな動きだと巻き上げるワイヤーとスプリングの切れのリスクも軽減されますし、電動の場合は電子部品への負担も軽減されます。
電動のシャッターの場合は、電子部品が熱に弱い物も使われているので、できれば使用環境の気温を低くしてあげると長持ちします。
電子部品でよく壊れやすい部品は気温が10度下がると、使用できる回数が倍になるなんて言われていますので、気温が高い時の開閉は極力少なくした方が長寿命となります。