重たいシャッターのメンテナンス方法

重いシャッターの修理方

シャッターが重い時DIYで軽くする方法を解説!

シャッターのメンテナンスについて

・シャッターの動きが悪くなり、開閉時に重いと感じる要因としてメンテナンス不良が考えられます。

・シャッターのメンテナンスは10年前後に1回の頻度で行うことをお勧めします。

・メンテナンスしないとサビや古くなった油のせいで動きが悪くなり、シャッターの動きが重い要因となります。

よくネット上に書いてある対策

・まずネットで「シャッター 重い」と検索すると、左右のガイドレールの中をぞうきん等で水拭きして汚れをキレイに拭き取ってから、左右のガイドレールとスラットが接触する部分にシリコンスプレーがかかるようにシャッターを閉めてスプレーをかけると、滑りが良くなって開閉をスムーズにすることができて、開ける時も軽く感じるようになると多くのサイトが書いていますが、当社の経験やご自分で色々と調べて試行錯誤してなんとか自分で軽くなるように頑張ったお宅のお客様のお話などを聞くと、この方法で軽くなるのは大抵3日程度しか続きません。

効果がない理由

 効果が長続きしない考えられる理由としてはプラシーボ効果による「軽くなったはずだ」という自己暗示や錯覚でそもそも効果がないことが1つ考えられます。2つ目としては、シリコンは摩擦抵抗に対してそれ程強くないため油膜が切れて効果が持続しない、3つ目はシリコンスプレーではガスなども一緒に噴射されているのでシリコンの付着した成分が少なかったことが考えられます、対策としてはスプレーでなく液体タイプのシリコンオイルの使用をオススメします。

 そもそもガイドレールの部分は、出入り口をふさぐ板状の部品であるスラットを文字通りガイドするレールであり、レールで挟み込んで押さえつけたりしている訳でもないので風が吹けばバタバタうるさいように、それ程こすれる部分ではないので効果は薄いことは容易に想像がつきます。

(例外として、窓シャッターはレールの中に風などでバタバタうるさくならないようにモヘアというケバケバの部品があり、比較的使用年数が新しい時は両サイドからスラットを強く挟み込んでいることが抵抗となって重い場合は効果が期待できます。

 例外2として、窓シャッターには強風や防犯対策で、すぐにレールからスラットが外れないように防犯耐風フックという部品がついているタイプもあり、このフックの位置がズレてレールの中で干渉してブレーキのようになってしまっている時はシリコンで滑りが良くなり動きもスムーズになります。ですが、根本的な解決策としてはズレを戻して適正な位置にしてあげるしかありません。

 例外3は、スラットが何かの原因で歪みレールに挟まれて中でブレーキのようになっている時です、これも例外2のように根本的な解決にはなりませんが一時的な効果が期待できます。)

 このように何か不具合が起こっているシャッターにシリコンを使うと効果が期待できることが多く、そもそも滑りを良くしても効果が期待できる構造でないため、民間療法的な対策だと当社では考えています。

構造について

 まずシャッターの構造からご説明すると、赤い四角の中にあるようにシャッターの上部には窓用もガレージ用も巻き取りシャフトと呼ばれる物干し竿の用にスラットを吊るす軸があります。

 このシャフトについているバネの力によってスラットを上からの引っ張り上げてくれるので重いスラットでも軽い力で開閉できるようになっています。

 オーバースライダーの場合も、シャフトとドアパネル(スラット)についているワイヤーが巻かれて開閉するので基本的にはメンテナンスの仕方は変わりません。

*注意*

【そのため、スラットを止めているネジを外すと巻かれているバネが空回りして大変危険です、もしこの時シャフトの回転に腕や指が巻き込まれると一生後悔するこうな大ケガになりかねませんので、一般の方は絶対にネジは外さないでください。

 オーバースライダータイプはワイヤ―などを外さないでください。

 当社ではこの記事を参考にして行った作業によるケガや破損には一切の責任は持てませんので、知識や技術に自信が無い方は絶対にご自分での作業はオススメしませんので、近くの業者さんに相談してみてください。】

《手動シャッターの巻き取りシャフト》

上部のバネがついている部品が巻き取りシャフトになります。

手動窓シャッター

手動窓シャッター

手動ガレージシャッター

手動ガレージシャッター

最低限用意するもの

・プラスドライバー(サビてボックスのカバーを止めているネジが回らなかったりするのでインパクトドライバーをオススメします)

・潤滑剤(スプレータイプと液体タイプの2種類で且つ防錆効果と水置換効果があるものを使用しないと逆に破損原因となりますのでご注意ください)

・グリス(ちょう度0号か1号のもの、スプレータイプは効果が低下する可能性があるためオススメしませんが、グリスアップしずらい場合はスプレータイプを使用してください)安物を使用すると劣化が早い場合があるためある程度いいものを使用してください。

・ハケ(100均のもので構いません)

・オイラー(グリスを狭いところに圧入するためとに)

・マイナスドライバー(長めのものをオススメします)

・シリコンオイル

・ウエス

【上から重要なもの順】

修理方法について

 まず、上記の構造と注意を理解してください。

 作業前には記事全体をしっかりと読んで行ってください。工程が前後している所などもあります。

 用意するものを読んで、KURE CRC 5-56だけしか用意しようと思わなかった方や潤滑剤で5-56を使用しようと思われている方は当社からみてまずこの作業はオススメいたしません。それに逆に破損させてしまう原因になりかねませんのでおやめください。

 多分、あなたの街の車屋さんやバイク屋さんなどで潤滑剤として5-56を使用しているのは少数派だと思います。

 この作業は万が一のことを考えて二人で行うのが良いかと思います。

.シャフトを固定するブラケットがついている面にスラットが干渉している跡や干渉している所や干渉しそうな所がないかシャッターをゆっくり開閉しながら確認してください。

 干渉しているところがあったら接地面の広い工具を使用しスラットを変形させないように注意して、中央に寄せてください。この作業は左右にそれ程クリアランスがないシャッターもあるため微調整しながら行って、数回開閉すると今までのクセがついていてまた壁際によっていくことがあるので、注油をしてからも再度確認してください。

.スプリングに潤滑剤をハケで塗ってください。シャッターを開閉しながら行うと塗り残しがでにくいと思います。

 この時スプレータイプだとしっかりと潤滑できないことがあります。

 一部の窓シャッターでは巻き取りシャフトにカバーが付いていてスプリングが見えませんので注油はシャフトを分解しないとできないため注油はあきらめてください。

 上記と同じように、スラットを一番下まで下げてもスラットでシャフトが隠れている場合があります。こちらも一般の方は注油を諦めた方が良いと思います。

.プーリー(滑車)部分の洗浄。

 プーリーの接地する部分のシャフトのサビや古くなったグリスを潤滑剤をかけ、開閉を繰り返してキレイにしてください。古いグリスがはみ出ている場合はマイナスドライバーなどで削り取ってください。

.グリスアップ。

 キレイになったらプーリーとシャフトの隙間にグリスを適量塗り、ワリピンやワッシャーの辺りも薄っすらとグリスを塗ってみてください。

 プーリーとシャフトの間に隙間がなく、うまくグリスアップできない場合は当社では左右のワリピンを外したりしますが、一般の方ならスプレータイプのグリスを使うのが良いかと思います。

 当社では、【摩擦抑制剤】すごい油レッドゾーン 液体タイプ(Amazonで4L 63,000円、180ml 6,900円)という、自動車のエンジンを作る時にも使われる特殊な油をグリスや潤滑剤に添加していますので、当社はまず他社と使っている物の品質が違いますので効果と持続性が違うはずです。

.確認。

 開閉が軽くなったか、スラットが左右にズレていないかなど確認してください。

 効果をあまり感じられない場合は1からもう一度やってみてください。

 それでも軽くならない時は巻き取りシャフトのバネが伸びていたり、シャフトがすでに破損していたり、スラットが変形していることが考えられますので業者に相談してみてください。

.番外編.高圧洗浄機での洗浄。

 スラットは6cm程度の横長の部品が何枚もつながって構成います、よって繋ぎ目には汚れが蓄積します。この汚れによりスラットが巻き取られる時に抵抗となり巻き取りがスムーズにいかなかったり、バタバタ音がうるさい原因にもなりかねませんので、完璧を求めたい方は試してみてください。(水などの付着が考えられるのでシャフトのメンテナンスをする前の方が良いかもしれません)
 注意や方法はこちらを参考にしてください。【電動シャッターを高圧洗浄したら動かなくなった】

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも皆様のシャッターが快適に使えるように参考になれば幸いです。

自分でDIY修理する際は充分にご注意ください。

今後、シャッターの開閉をスムーズにする手順の動画作成も考えていますので、その時はまた参考にしてください。

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