トラクターの保管方法

燃料は満タンに!

燃料タンク内に燃料が満タン入ってない状態で長期保管すると、夏にコップが結露するように燃料タンク内も結露するため、タンク内の空気を少しでも少なくして結露して水がタンクに溜まるのを防ぎましょう。

燃料コックがある場合は、コックをOFFにすることで微量に燃料が流れるのを防げます。

その他、ガソリンの農機具の場合も燃料を満タンにしておいた方が良いですが、

草刈り機(刈り払い機)などでタンクが樹脂製で金属でない物や、2ストで混合ガソリンを使用する物などは燃料を完全に抜いてしまった方がキャブレター内でガソリンが腐り詰まるのを予防できますし、燃料フィルターの詰まりや、

ガソリンを送り込むプライマーポンプが劣化して割れてしまうのも抑制できます。

燃料添加剤を入れる

ガソリンや軽油も腐るため、燃料添加剤を入れると腐るのを抑制する効果があります。

ですが、燃料は半年程度で腐りだすなんて言う話もあるので、燃料添加剤を使用しても1年程度でなるべく早く使用する方がよいでしょう。

おすすめの添加剤は、株式会社エーゼットのFCR-062で、コスパが最高です。

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注意丸山モリブデンの燃料添加剤は、燃料の劣化を抑制するというより、タンクや燃料ラインの汚れを落とす効果があるので、もしタンク内がサビていたりすると、サビが落ちて燃料フィルターを詰まらせてしまうこともあるらしいので、注意が必要ですがこちらもオススメです。

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作業機は下げる

作業機を上げたままだと、油圧がかかた状態のため部品に負担がかかるので、下げておいた方が良いでしょう。

子供が見てない時に乗って遊んだりした時も下ろしておいた方が安全です。

バッテリー充電

鉛バッテリーは、つねに満充電の状態の方がバッテリーの性能低下を防げ、バッテリー上がりを防げ、長く使用できるようになります。

バッテリー充電器でたまに充電してあげると長持ちさせられます。

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バッテリー液が最低ラインよりも減っている場合は、最低ラインまで補充して充電し、充電が終わってから補充の最大ラインまで補充しまた充電することで、バッテリー内の化学反応を阻害せず長持ちさせられます。

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マイナス端子を外す

数週間使用しない場合は、バッテリーのマイナス端子を外すことにより微弱に流れてしまう電流を物理的に防げ、自己放電してバッテリーが弱るのを防止できます。

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洗車

土や汚れが付いたままだと、金属を腐食させサビの原因となるため、保管の際には洗車することをオススメします。

ですが、冬に洗車すると水分が中々乾かず、逆にサビさせてしまう事もあるため、寒い時期はひなたで乾かす事も大切です。

高圧洗浄機やカーシャンプーを使い、効率的に行いましょう。

細かい所の吹き上げは大変なので、ブロアーなどを使用するとラクになるかと思います。

グリスアップ

グリスアップも洗車後に年1回は行うとサビや摩耗を抑制できます。

稼働時間が多い機械や負荷がかかる部品はまめに行いましょう。

グリスは、リチウムグリス(マルチパーパスグリス)やシャーシグリス、モリブデングリスなどを使用すると良いかと思いますが、

グリスは種類によって得意不得意があるので、場所によって使いわけられればベストです。

タイヤのメンテナンス

空気圧が低いまま保管すると、タイヤの形が変形しやすくなってしまいますので、年に1度は空気を補充しましょう。

洗車後はタイヤワックスを塗ると、タイヤの劣化を抑制できます。

保管場所

直射日光があたったり、雨ざらしの状態だとサビやゴムなどの劣化が早いため、屋根のある所に保管するか、

シートカバーなどをかけてあげましょう。

シートカバーをかける場合は、できればコンクリートやアスファルトで舗装された所で土の上でない方が、湿気がこもったり、草が生えてきておおわれてしまうのを防げます。

もし屋根がない場合は、単管パイプなどを使って簡単な屋根を作ったりしてみるのも良いかもしれません。

盗難対策

トラクターの盗難はかなり件数も多いため、高額なトラクターが盗まれない為にも、

・周りから見えないように建物内に保管したり、

・ハンドルを動かせないように鎖などをしようしたり、

・エンジンが簡単にかからないようにヒューズやコネクターを抜く、

・監視カメラを付ける、

・万が一の時のために保険に入っておくなど対策は必要です。

オイル交換

ディーゼルエンジンは、軽油でエンジンオイルが希釈される可能性が高いため、ガソリン車よりもエンジンオイル管理が大切です。

エンジンオイル交換時期は、保管前に交換するか、可動し始める前に交換するのか大きく分けるとこの2パターンかと思いますが、自分はどちらの方が良いのか何とも言えませんが、1年に1回はエンジンオイルをディーゼルオイルでも数種類あるので、エンジンに適合したオイルに交換しましょう。

自分は丸山モリブデンを添加するとエンジン音が静かで滑らかなになったように感じるので、使用しています。

ですが、モリブデンは浸透するまでに時間がかかり、エンジンを稼働させて循環させてあげないとオイルがにじむ事もあるので、長時間稼働させる前に添加するのが良いかもしれません。

ギヤオイルや、パワステオイルなどの作動油もできれば稼働時間に合わせて交換した方が良いでしょう。

クーラント液の点検・交換

クーラント液は、量が減ったりすることがあるので、稼働時間が長い機械は注意が必要です。

クーラント液もロングライフクーラント(LLC)や、スーパーロングライフクーラント(スーパーLLC)など種類があり、交換までの寿命期間が違うので、適切に交換しましょう。

クーラント液を薄めて使うタイプは、井戸水で薄めると井戸水の不純物のせいでサビさせたりさせてしまうので、水道水で適切な割合で薄めましょう。

アドブルー(AdBlue)の補充

年式が新しいタイプだと、アドブルーを使いますが、無くなるとエンジンが始動できなくなったり、マフラーを劣化させてしまうので、量は定期的に点検しましょう。

あと、アドブルーも劣化したり、品質の良い悪いもあるらしいので、できれば買い置きせず品質の良い物を選びましょう。

バッテリー交換

バッテリーを6年以上使用していて、充電してもセルモーターの勢いが弱ってきたと感じたら、バッテリー交換も検討しましょう。

使いたいときに使えなくて困ってしまう前に。

コンプレッサーオイルの補充

エアコンキャビンのトラクターなどは、6年程度経ったらエアコンのコンプレッサーオイルを補充してあげると負荷が軽減され燃費改善と、エアコンの冷えも良くなる可能性がありますし、エアコンのガス漏れや故障予防になるかと思います。