窓シャッターの部品名称
部品の名前と、
役割が分かる。
スラット・ロック
巻き取り軸まで、図で解説。
「窓シャッターの一番下にある部品は何という名前?」「横の溝や、上の箱の部分をどう説明すればいい?」。修理を相談したくても、部品の名称が分からず困ることがあります。
この記事では、住宅の窓シャッターの主な部品を、位置と役割から分かりやすく紹介します。手動式にもロックがあることや、「ガラガラガラ」という大きな音のあとに上がらなくなる症状についても説明します。
部品名を覚えなくても相談できます。「一番下の持つところ」「左右の溝」「上の箱のあたり」など、気になる場所と症状をお知らせください。
図で見る窓シャッターの部品名称

下の説明と図の番号を照らし合わせてご覧ください。図は一般的な構造を示した模式図です。部品の形状・名称・ロックの位置は、メーカーや製品によって異なります。
1.シャッターボックス・ボックスカバー|上にある箱
窓の上にある箱状の部分です。シャッターを開けると、開閉部分がこの中に巻き取られます。内部には巻き取り軸などがあり、外側を覆う部分をボックスカバーと呼びます。
2.スラット|細い板が連なった、開閉するじゃばら部分
スラットは、じゃばら状に連なった開閉部分を構成する、横長の板状部品です。「細い板が連なった、開閉部分のじゃばら部品」と考えると分かりやすいでしょう。正確には板一枚一枚が「スラット」で、それらがつながった全体を「シャッターカーテン」と呼びます。
窓を覆っている、上下に動く部分と考えると分かりやすいでしょう。相談するときは「じゃばらの板が曲がった」「板のつなぎ目がずれた」という伝え方でも大丈夫です。
3.ガイドレール|左右にある縦の溝
シャッターの左右にある、開閉部分を案内する縦の部品です。スラットの端がこのレールに沿って動きます。「横の溝でこすれる」「片側だけ引っかかる」といった症状を伝える際に使える名称です。
4.幅木・座板|開閉部分の一番下にある横長の部品
スラットが連なった開閉部分の一番下にある、横長のしっかりした部品です。「幅木(はばき)」や「座板(ざいた)」などと呼ばれます。手動式では、ここに操作つまみやロックのレバーが付く製品があります。
シャッターと一緒に上下に動く部品で、窓の下に固定されている下枠とは別の部分です。
5.ロック・解錠レバー|閉じたシャッターの施錠・解錠をする部分
閉じたシャッターを施錠するための部品です。手動式にもロックがあり、レバーや操作つまみで解除する製品があります。位置や操作方法は機種によって違い、一番下の幅木にあるタイプや、開閉部分の途中にあるタイプなどがあります。
「手動式のロックは知らなかった」という方に向けて、次の章で仕組みを詳しく説明します。
6.下枠・水切り|窓の下に固定されている部分
窓の下側にある、固定された枠や水を外へ流すための部分です。シャッターと一緒には動きません。「一番下」と伝えるだけでは幅木と混同しやすいため、上下に動く部品か、固定された部品かも添えると、相談しやすくなります。
7.操作ひも・操作ロープ|手動式を下げるためのひも
手動シャッターを閉める際に使うひもやロープです。付いていない製品もあり、取付位置や扱い方も異なります。ひもを引くことがロックの解除と連動する機種もあるため、名称だけでなく製品の取扱説明書を確認してください。
上のボックス内部にある巻き取り軸・バネ・モーター

巻き取り軸(シャフト)
ボックス内部にある横向きの軸です。シャッターの開閉部分を巻き取り、上のボックスに収納する役割があります。外からは普段見えませんが、開閉に関わる大切な部分です。
手動式のバネ・スプリング/電動式のモーター
手動式には、シャッターの重さを支え、持ち上げる力を補助するバネが使われる製品があります。電動式では、モーターによって開閉します。内部の構造や部品の配置は機種によって異なります。
「急に重くなった」「以前より上げづらい」と感じたときは、シャッターが重い原因と修理についても参考にしてください。内部の部品を確認するために、ご自身でボックスを開けたり、バネを調整したりすることは避けてください。
手動の窓シャッターにもロックがあります
「鍵を差して回したことがない」「ロックをかけたことがない」と思っていても、ロックが付いていないとは限りません。手動の窓シャッターにも、完全に閉めると自動でロックがかかるタイプがあります。
いつもの「レバーを持ち上げる」動作が、ロック解除の場合も
開けるときに、シャッターのロック解除レバーや操作つまみを持ち上げてから、シャッターを上げていませんか。その持ち上げる動作で、ロックが解除されている製品があります。
つまり、自動施錠タイプでは「自分で鍵をかけたつもりはない」場合でも、閉めたときにロックがかかり、いつもの開ける動作で解錠していることがあるのです。
例:完全に閉める → 自動で施錠される → レバー・つまみなどで解錠する → シャッターを上げる。
すべての手動式が同じ構造ではありません。レバーを持ち上げる方式のほか、回す方式や横に動かす方式などもあるため、お使いの機種の説明書に従ってください。自動施錠の製品例は、YKK APの手動シャッター公式案内で確認できます。解錠操作の違いは、LIXILの手動シャッター取扱説明も参考になります。
形状や仕組みを詳しく見たい方は、窓シャッターのロック構造をご覧ください。解錠できないときは、レバーを無理に引いたり、強く持ち上げ続けたりせずご相談ください。
落ちてきた感覚・「ガラガラガラ」のあと上がらないとき
「シャッターが落ちてきたような感じがした」「上の方でガラガラガラとすごい音がして、そのあと開かなくなった」。このような場合は、ロックの問題だけでなく、上の巻き取り部分の不具合も考えられます。
巻き取り軸から開閉部分が外れて、上がらなくなることも
例えば、巻き取り軸との接続が外れたり、接続部分が破損したりして、スラットが連なった開閉部分が軸から落ちてしまうことがあります。この場合、ロックを解除しても、軸でシャッターを巻き上げられなくなっているため、上がりません。
また、巻き上げを補助するバネ側の不具合でも、急に重くなったり、大きな音がしたり、落ちたように感じることがあります。音や感覚だけで原因を断定することはできません。メーカー・型式・直前の動き・現在の状態を確認して判断します。
この症状が出たら、無理に持ち上げたり、繰り返し開閉したり、ボックスを開けたりせず、点検をご相談ください。詳しくは、窓シャッターが開かない原因についてもご覧ください。
修理相談で伝えると分かりやすいこと
部品の正式名称が分からなくても大丈夫です。次の内容を、分かる範囲でお知らせください。
- 手動式か電動式か
- メーカー・型式(分からなければ、そのままお伝えください)
- 気になる場所:「左右の溝」「一番下のレバー」「上の箱」など
- 症状:「開かない」「急に重い」「斜めになった」など
- 直前の様子:「ガラガラガラと音がした」「落ちた感じがした」など
- 安全な場所から撮影できる場合は、全体と気になる箇所の写真
写真を撮るためにシャッターを動かしたり、ボックスを開けたりする必要はありません。現在の状態をお伝えいただければ、確認が必要な点をご案内します。
メーカー別の解説は、LIXIL・トステム製シャッターの修理、YKK AP製シャッターの修理をご覧ください。
窓シャッターの部品について、よくある質問
スラットとシャッターカーテンは同じ意味ですか?
スラットは横長の板一枚一枚を指し、シャッターカーテンは、それらがじゃばら状につながった開閉部分全体を指します。「じゃばらの板の部分」と説明していただいても構いません。
手動の窓シャッターにもロックがあるのですか?
はい。完全に閉めると自動でロックがかかるタイプもあります。鍵をかけた覚えがなくても施錠されていることがあり、いつものレバーやつまみの操作が解錠を兼ねている場合があります。仕組みは機種によって異なります。
大きな音のあと開かないのは、ロックの故障ですか?
ロックだけが原因とは限りません。巻き取り軸と開閉部分の接続外れや、バネなどの内部の不具合も考えられます。落下感や大きな異音があった場合は無理に動かさず、症状をお伝えください。
部品名やメーカーが分からなくても相談できますか?
はい。「上の箱から音がする」「下のレバーが動かない」など、普段の言葉でお知らせください。全体と気になる箇所の写真が、安全に撮影できる範囲であると状況を伝えやすくなります。
部品名称の参考:YKK AP「シャッターのスラットとは?」。この記事の模式図は、部品の位置と役割を説明するために作成したものです。個別製品の構造図・分解手順ではありません。